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初めての子連れイタリア (2004 6月) 1歳3ヶ月のムスメを連れてイタリアへ行ってきました。 娘の名前「シエナ」は留学していた大好きな町 トスカーナ州にある古都シエナsiena から名づけました。 いつもは料理を勉強するために通っていたイタリアですが、現在はとても無理。気をとりなおして、「ただの旅行」と割り切って8日間の短期滞在です。 大荷物、そして困難が予想される赤ちゃん連れの旅に姉が快く同伴してくれました。(オツカレサマ) 今回の旅の目的はただただ、娘をシエナに住む友人たちに紹介するためです。 イタリアでは東洋人の赤ちゃんは大人気。(っていうか珍しいんでしょうね) よちよち歩きで動きまわる我が娘にイタリア人たちは 「みてみて!! あの赤ちゃん、お人形みたーい!」 「Belina」「Sei tesoro」「Come una bamborina」「bellissima」「amore」の嵐です。(今だけが華ね) そして娘の名前を聞かれるたびにイタリア人が大喜びして、「Siena,vieni qui」 シエナ、こっちおいで!!なんてかまってくれるのでますます、イタリア幼稚園へ入れたくなってきました。 Sienaの玄関、Piazza La Lizzaにあるメリーゴーランドに乗りました。昔からあったのですが、まさか自分が我が子と乗ることになるとはね・・・。
1日目 2日目 スペイン広場からは地下鉄でテルミニ駅へむかいホテルへ帰着。 この時点で午後3時半。 いまから長距離バス SENA を利用してシエナへと移動します。 ホテルのフロントでシエナへ行くバスの時刻表をインターネットで調べてもらい、5時にバスがあることが判明。 それまでの時間、フロントのおじさんとシエナさんを遊ばせて待つ。 シエちゃんが財布を持っておじさんに「あい」って渡しに行ってしまい、焦る。 おじさんは「GRAZIE! SEI GENEROSA」(うわ、、気前がいいね!)と喜んでその後、ずっと「Dammi,il portafoglio」(財布ちょーだい) と言っていた。 さて、5時のバスに乗るために4時半ころティブルティーナ駅につくと、がーん。バスは6時半までなかった。 やっぱりイタリアでは「3人に聞け」なのであった。 というか、日本でこのサイトを見ておけばよかった ⇒長距離バスSENA 何もないティブルティーナ駅で大荷物と赤ちゃんをかかえた姉と私は地面に座り込む。 ま、イタリアだからね、仕方なし・・・。2時間外で待つ。 こんなとき、日本なら気のきいた喫茶店くらいあるのにね。 毎回、イタリアに着いた初日に何かしらイタリアらしい洗礼を受けるのであった。 で、6時半にバスが出発。 3時間のバスなので子供が騒ぐことを心配しましたが、相当疲れているのか、シエナさん、またまたぐっすり。(ええ子やねえ) ティブルティーナ駅で買ったパンやピッツアで今日の夕食はバスの中で済ます。 21:30過ぎ、シエナ到着。 シエナ泊 3日目 シエナぽんが早起きなもので、旅行中も朝早くから行動できました。 メインの通り、バンキ・ディ・ソプラを歩いていると「ドコドコド、ドコドコド、ドコドコドンドンドン」むむ、この音! これはもしや!!! パリオの練習では!? 朝も早くからパリオの旗振り練習をするコントラーダ「ジラッファ」に遭遇! どでかい音量の太鼓の音にシエポンもびっくり。 おお、そして、あいかわらずの統一感のない旗の振り方! ここはまさにイタリア、シエナだ。。 もうパリオまで一ヶ月だものね。ここから加速度的に盛り上がっていくのである。 さて、とりあえずシエナの街中をうろうろしDUOMOなどへ行く。 どうしたことか、DUOMOが有料化され、長蛇の列。 私は以前、無料のときは何度でも入っていたし、中で子供が泣き叫んでも困るのでシエナさんと外で待つことに。 しかし、炎天下の中、DUOMOの階段を何度もあがったり降りたりする娘に困った。 この写真は、DUOMOに列を作る人々と、階段に腰掛けておやつを食べるシエナさん。 この後、激しく転倒し、口びるを切って大流血の惨事となる。 かなり激しく泣き叫ぶ血まみれの赤ちゃん、これは虐待だと思われるに違いない。 近くにいる人全員に「ちょっと転んで口切っちゃったの」と言い訳しまくる私。 その後、機嫌が直った娘は血まみれのタラコくちびるになった顔でまわりの人に手を振って愛想をふりまいていた。 まわりはさぞ驚いたであろう。 昼はリストランテで食事をした。子供用のイスはリストランテなどの方が用意されている。 シエナさんには姉と私のお皿から取り分けるつもりで彼女の分は頼まなかったのだけど、 かなり美味しかったらしく、私たちの分をほとんどシエナさんが食べてしまった。 アンティパストの野菜のティンバルとサーモンのタルタル、魚介のリゾットをモリモリ。 そして、食べ終わって退屈したらかなり騒いでまいった。 いたたまれなくなって退散。 夜はのんびり、ナンニーニのジェラート片手に姉とシエナぽんと3人でカンポ広場を散歩。 そういえば、日曜日なのにシエナの街中では数件の店で買い物ができた。 なんと、日曜日もUPIMがあいているし、その隣には日曜日も営業のスーパーができていた。 2年前には水すら買えない状態だったのにシエナの人々もかわったもんだ。 セリエAに昇格したからやる気を出したのかな? しかし、はやくも降格の危機らしい。 4日目 シエナからフィレンツエのマリアグラツイア夫婦に会いに行きました。 バスSITAで1時間10分です。 これまた、バスの中でぐっすりのシエナぽん。(もう、愛してる♪ちゅ) お昼の時間にあわせて家に到着。 シエナさんのためにきれいにラッピングされたプレゼントを用意して待っていてくれました。 犬のおもちゃで、ヒモをひっぱるとワンワン鳴きながらついてきて、お散歩ができるので、シエちゃんは嬉しそうにひっぱってました。 マリアグラツイアとジャンカルロは4歳の孫、ジネウラちゃんの世話もずっとしているので赤ちゃんのお世話は慣れたもの。 私がおむつを替えれば、さっと手を出して捨ててくれます。 シエちゃんにいろいろイタリア語で教育。 おかげさまで 「CARO、CARO」と言えば、シエちゃんはぬいぐるみの頭をなで、 「GRAZIE」といえばモノをくれ、 「NANNA O NANNA」(トスカーナの子守唄)を歌えば赤ちゃんをあやすポーズをするようになりました。 いつ訪ねても家族のように迎えてくれるご夫妻でしたが、今回、姉や娘を連れていったことで、マリアグラツイアは 「これで私たちは本当の家族になったわね」と言って喜んでくれました。 さて、夕方5時頃、姉はフィレンツ散策のため、そのまま残り、私とシエナさんは一足先にシエナに戻ります。 料理教室には明日行けばいいや、と思っていたら、セレナが今日の夜も来なさい、っていうもんで。 夜はシエナに戻り料理学校へ。チェントロからけっこう離れている上、徒歩以外の手段がないので赤ちゃんを連れて行くのはけっこう大変である。 シエちゃんハードだね。 2年ぶりにセレナに再会。 セレナがシエナさんの写真を撮るためにカメラを持ってきていた。 イタリア人はあまり写真を撮らないし、今まで彼女がカメラを持ってくるのを見たことがなかったので カメラを用意しているということは結構嬉しいことだ。 シエナさん、花ズッキーニのフライをわしわし食べ、うさぎの肉もモリモリ食す。 横から「シエちゃーん、これ、ピョンピョンうさちゃんなんだよー」と教える。 将来、日本の幼稚園で「うさぎって美味しいよね」などとシエさんが言ったらどうしましょ。 夜10時半、シエナさんが眠ってしまったのでセレナの彼氏、アビオに車でチェントロまで送ってもらう。 シエナの料理学校の先生、セレナに抱っこされてかぼちゃの花のフライを食べているところです。これもかなり気に入った模様。 この日のメニューは 花ズッキーニのフライ フンギポルチーニの香りのラグーをかけたニョッキ うさぎのオリーブ煮 チャンベローネ でした。グルメ赤ちゃんでちゅ。 <飛行機編> 1番恐れていたのが飛行機での長い時間。パリでの乗り換えも含めると 計16時間の大移動。 結果的には「ハワイやグアムくらいのフライト時間ならどこでも行けるぞ」という自信につながりました。 2歳までは航空券は安い! のウソ 2歳までの子供で座席を必要としない場合、航空券はタダみたいなもの、と聞いていましたが、ヨーロッパ線については子供でも結構かかります。 今回の場合、2歳未満で座席を必要としなくても66000円がかかる、と言われました。(航空会社や時期によって違います) 座席もなく、バシネットにも入らないようなお転婆娘を膝にのせて13時間、その上に7万弱を払うなんて考えただけでも気が狂いそうなので、子供の座席も確保しました。 結果的に窓から3席を利用でき、いつもの一人でいくよりも広い状態。快適でした。 バシネットについて 航空会社によって形や規定が違うようですが、たいてい10キロまでだとか、歩く前のお子様用となっているようです。 1歳前や、歩く前なら快適に違いないでしょうが、1歳半ば〜2歳となるとちょっと厳しいんじゃないでしょうかねえ。 でも、帰りの機内では1歳半の子がバシネットでおとなしく寝ているのを見つけました。うちの子ではありえないです。 飛行機でのぐずり対策には ・お気に入りの絵本。 ・携帯電話のおもちゃ。 ・ぬいぐるみ。 ・おむつ 6枚 ・おしりふき ・ペットボトルのお茶とマグマグ ・ウェットティッシュ ・卵ボーロ・ビスケット・おにぎり を手荷物に持ち込みました。 そのほかに、おお役立ちだったのがバスタオルの4角にヒモをぬいつけたもの。(使い方は後述) そして、少々の罪悪感を感じながら、小児科で処方していただいた眠くなるカゼ薬。(結局使いませんでした) ま、カゼ薬は一応出発前に病院でもらっておいたほうが良いしね。 また、成田空港では暴れん坊の子供対策に、機内で楽しめるおもちゃがたくさん売られています。 空港内の本屋で、貼ってはがせるシール絵本と飛び出す絵本を購入しました。 授乳について うちの子は母乳でしたが1歳3ヶ月で卒乳しました。 今回、つくづく良かった、と思ったのはすでに卒乳して離乳食もほぼ完了していたこと。 お腹が空いたときのみおっぱいを欲しがる月齢の赤ちゃんならいいのですが、うちの子は1歳過ぎてからはヒマだと欲しがる状態だったので、飛行機の中のヒマヒマ状態で何回もせがまれてはたまったもんではありませんでした。考えただけでもコワイコワイ。 東京⇒パリ 12時間 パリ⇒ローマ 1時間半 どちらもエールフランスです。 出発は日本時間 12:05 シエナさんはいつもお昼ねをする時間です。 飛行機に乗る前には子供はひたすら歩かせて疲れさせます。 成田までの車のなかでも遊んであげました。 出国審査の時にパスポートやら搭乗券などをバッグから出そうとしているときにシエちゃんが逃走! 姉があわてて捕まえに走る。 かばんの中身の整理をして、なんでもサッと出せるようにしておかないと危険ですね・・ 飛行機に乗ったらとりあえず、前後、横の座席の人々に 「子供がうるさくしてしまうかもしれませんがスミマセン」とあやまっておきます。 こうして、ちょっと顔見知りになると多少騒いでもあやしてくれたりします。 後々、座席に立って後ろを覗き込むシエちゃんの相手をしてくれました。 |
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